益子焼とは:
益子焼の起源は1852年(江戸時代)と言われております。益子の土は粘り気が少なく耐火性が高いのが特徴で、厚みのある素朴な佇まいの、日常的な陶器として生産されるようになりました。大正時代に入り、後の人間国宝、濱田庄司が益子に移住した事で、益子の地に民芸運動が推進されるようになります。よって単なる日常品であった益子焼に、独特な芸術性が加えられ、「芸術作品」としても広く認識されるようになりました。現在は益子焼きとして400を超える窯元があり、多種多様な作品が生み出されております。1979年に国の伝統工芸品として認定され、より知名度が上がる中、日本国内のみならず世界中の人々から、「温かみのある芸術品」として広く愛されております。